本サロが消えた理由!本サロは今も存在するのか?

9月1日更新
366件のお店を掲載中!

本サロが消えた理由!本サロは今も存在するのか?

『本サロが消えた理由!本サロは今も存在するのか?』のイメージ画像

【伝説の本番ができるピンサロ】本サロは今もあるのか?

「本サロ」とは、「本番ができるピンサロ」のことです。本サロのメリットは、「安い料金で本番ができる」こと。あらゆる風俗業種においてこれ以上のメリットはありません。しかしながら、風俗での本番行為は当然違法です。女性にお金を払って性交をすると、日本では禁止されている「売春」に該当します。もちろん、本サロは売春に該当する違法行為です。あくまでも日本の風俗は、プレイ内容において本番行為がなく、本番疑似行為(素股)までにとどまるから違法にはならないんですね。
「安い料金で本番ができる」本サロは、男にとっては夢のような世界です。しかしながら、本サロという言葉は過去の言葉で、今ではほとんど耳にしなくなりました。本サロは今も存在しているのでしょうか?

では、早速本題に入ります。「本サロは今も存在するのか?」という疑問に対しては、「現在は、本サロ店がほぼない(ほぼ全滅した)と言える状況である」と答えたいと思います。(ぼんやりとした回答ですいません。)なぜこのような曖昧な回答をしたかというと、本サロは違法な裏風俗ですからその存在を公にすることができません。よって、現時点で営業が確認できる本サロ店の数は把握することはできないのです。
では、私がなぜ「現在は本サロ店がほぼない」と回答したか、その理由を申し上げます。

【現在本サロがほぼないと言える理由①】以前行われた全国的な摘発によって、本サロはほぼ消滅してしまったから

後で詳しく説明いたしますが、2004年以降から、本サロ業界を消滅させるほどの、警察による大規模な摘発が全国的に行われました。本サロの摘発が全国的規模で行われたのは、自治体の政策・警察の取り締まり強化・風営法の改正など、いくつかの理由が重なって、数年にかけて各地域の本サロ街で摘発が断行されたからです。結果的に、2004年以降に、ほとんどの本サロ街が姿を消したと言われています。
ちなみに、かつて本サロ店が栄えた有名エリアは、東京エリアにて本サロ街として有名だった「東京都北区赤羽」、「NK流」で有名な埼玉県西川口、「北関東三大本サロ」で有名な埼玉県熊谷市・群馬館林市・栃木県小山市などがありました。これらの有名ピンサロ街は、2004年以降の大規模な警察の摘発によって、ことごとく壊滅状態(ほぼ根絶やし)となったのです。

とは言え、風俗店の生命力は強いですから、摘発後も、本サロ店が名前を変えて新たに新店をオープンしたり、場所を変えて営業を続けたりすることも予想できますが、2005年の風営法の大幅改正によって罰則が強化されたのもあって、本サロという文化は再興することなく時代の幕を下ろすこととなりました。つまり、この大規模な摘発以降、本サロ店を営業することは、経営者にとって非常にリスクを背負うことであるのは明白ですから、現在はすでに本サロという業態自体がすでに過去のものである、と考えることができます。

【現在本サロがほぼないと言える理由②】かつての本サロは一部「派遣型風俗」へと業態を変えたから

一説によれば(地域で差はありますが)、かつて本サロ店として営業していた店舗は、現在デリヘルやホテヘルなどの「派遣型風俗店」として姿を変えているケースが多々あるようです。つまり、本番ができる違法な派遣型風俗に業態を変えたというわけです。ですが、本サロとはあくまでも「本番ができるピンサロ」であり、本サロのカテゴリは「店舗型風俗」です。となると、本サロが店舗を構えずに女性を派遣して、本番行為OKのプレイを自宅やホテルで行えば、それはもはや「本サロ」ではありません。やはり、本サロという風俗文化自体が現在はすでに消滅しており、新たな本番OKの風俗文化に取って代わっていると言えるでしょう。

【現在本サロがほぼないと言える理由③】今は、安くて本番ができる「格安ソープランド」があるから

今でこそ、格安ソープランドは当たり前にありますが、「本サロ」が人気だった頃(2000年前後)、格安ソープランドはまだそれほど市民権を獲得しているとは言い難い状況でした。当時は、「ソープランドは高くて頻繁には行けない」というイメージが男性客にはありました。ですから、安くて本番ができる本サロが非常に重宝されたのです。
ですが、平成デフレの波が押し寄せてきて(後で詳しくデフレが風俗業界に与えた影響について説明しますが)、当然、ソープランドもその波に飲み込まれることとなります。そのデフレ不況の中では低価格のサービスが強く求められますから、その需要に応えるために、ソープランド業界では多くの格安店が生まれることとなります。そして、今はごくごく当たり前に格安ソープランドがたくさんあります。

ここで、本番ができる風俗に行くなら「本サロと格安ソープランドはどっちがいい?」という質問をみなさんに聞きたいんですが、はたしてみなさんはどっちを選択するでしょうか?
本サロは完全に違法だけど、格安ソープランドはギリ違法ではない。しかも、本サロとソープランドの料金相場は大して差がない。(時に格安ソープランドの方がコスパにすぐれることが多々ある。)さらに、本サロではシャワーを浴びることができないが、格安ソープランドではシャワーを浴びることができれば、時にはお風呂だって入れる。となると多くの男性は、あらゆる面で格安ソープランドの方がメリットが多く、本サロにはデメリットを多く感じると思います。つまり、格安ソープランド店が多くある現在は本サロの需要はほぼない、と考えるべきです。ならば、客の需要がないから本サロ店自体もない、という道理です。当時は本サロが「安くて本番ができる風俗」の役割を果たしていましたが、今では格安ソープランドがその役割を十分に果たしています。

【現在本サロがほぼないと言える理由④】違法なことを野放しにする時代ではないから

世間で「コンプライアンス(法令順守)」が叫ばれるようになって、もう何年も経ちます。TwitterなどのSNSやYouTubeなどの配信動画では、違法なことや倫理観・道徳観に反したことはすぐに炎上します。今は、昔以上に「違法なこと(犯罪行為)」に世間が敏感な世の中です。
風俗業界においても、このような時代の流れを無視することはできなくなりました。風営法は幾度となく改正され、罰則が強化されていきました。風俗業界であっても、法律の範囲内で健全な風俗営業が求められる時代なのです。ちなみに、本サロが盛んだった1990年代後半~2000年代前半は、本屋で普通に売られていた風俗雑誌に本サロの特集が組まれていたほどですから、今よりも世間が裏風俗に寛大だったことがうかがえます。
そもそも風俗で本番行為をすることは完全なる違法行為ですから、そんな裏風俗の本サロが現代に生き延びる術はありません。つまり、今の時代の風潮から見ても、本サロが存在すること自体あり得ない、と考えるべきなのです。

【本サロが栄えた理由】本サロは一時代を築き風俗業界に風穴を開けた!

現在では本サロ店はほぼその姿を消しましたが、2000年前後に、本サロは時代の波に乗って一時代を築くほどに一つのムーブメントになったことは事実です。例えば、「NK流」としてもてはやされた埼玉県西川口の本サロ店は、最盛期で200~300店舗もの本サロ店が街にひしめき合っていました。
ここからは、本サロ店が一時代を築くほどに栄えた理由について説明していくことにしましょう。

【本サロ店が増えた理由】本サロが数年で爆破的に増加した4つの理由

【本サロ店が増えた理由①】本サロは他風俗業態と比べて出店しやすい店舗型風俗店だったから

本番ができる風俗と言えば、やはり「ソープランド」が代表的です。ならば「本サロなんて違法ですぐ摘発されるんだから、本サロ店なんてやめてソープランド店を出せばいいんじゃないか?」と思う方も多いでしょうが、現在、ソープランド店を新規に出店することはほぼ不可能である、と言われています。なぜならば、(ソープランドや店舗型ヘルスなどの)店舗型風俗店は、都市計画法に定められる住居専用地域(住宅を建てることのできる住宅専用の用途地域)や、風俗店の所在地から半径100m以内に「保全対象施設」(学校・図書館・児童福祉施設・病院・診療所)があるエリアでは営業をすることができないからです。住人が普通に暮らす住宅街や保全対象施設のような公共施設はいたるところにあるわけですから、となると「今は新規エリアに店舗型風俗店を出店するなんてほぼできない!」というわけです。(自治体によって、風俗店の営業が許可されない「営業制限地域」の規定は異なる場合があります。)

このような「地域における風俗店の営業制限」を考えると、デリヘルやピンサロは有利であると言えます。というのも、店舗自体の存在がないデリヘルや、法律上「飲食店」として位置づけられているピンサロは、店舗型風俗店ではありませんから、風俗営業の地域制限を受けることがないのです。本サロは本番ができるにもかかわらず、ピンサロの延長線上にある風俗業態として理解されていますから、建前上は「飲食店」です。ですので、本サロ店も「地域における風俗店の営業制限」を受けないのです。本サロが人気を博した時代には、まだまだデリヘルという風俗業態が誕生する前後の話ですから、風俗店経営者は、出店しやすいピンサロという業態に飛びついたことは容易に想像できます。
つまり、本サロ店が新規出店をしやすいために、当時は次から次へと本サロ店が開店していき、本サロ街の規模が短期間で急速に大きくなっていた、というわけです。

【本サロ店が増えた理由②】飽和状態になっていた店舗型風俗店に新風を吹き込んだから

本サロが人気を博したのは、1990年代後半~2000年代前半のことです。そして、デリヘルという風俗業態が生まれたのは1990年代後半です。つまり、本サロがあった当時は、「派遣型風俗」はまだまだマイナーな風俗業態であり、風俗と言えば「店舗型風俗」が主流だったわけです。となると、2000年代前後が、ファッションヘルス(店舗型ヘルス)、ソープランド、ピンサロなどの店舗型風俗店が最も飽和していた状態だったと言えます。つまり当時は、業態の異なる店舗型風俗店同士が客を取り合い、競争が最も激化していたわけです。そこで、さっそうと現れたのが「本サロ」です。本サロは、今までにない風俗業態を世間に出してきました。その風俗業態が「安くて本番ができる風俗」であった、というわけです。「安くて本番ができる」本サロは、「それなりの料金だけど本番ができない」ファッションヘルスよりも、「安いけど本番ができない」ピンサロよりも、「料金が高いけど本番ができない」ソープランドよりも、当時の男性たちに魅力的に映ったことでしょう。
つまり、本サロ店が増えたのは、「ライバルである他業種の店舗型風俗店との競争に打ち勝つためだった」と解釈できます。

【本サロ店が増えた理由③】本サロが一時代を築くほどのブームになったから

デフレの波を受けて、低価格で本番ができる「本サロ」は勢いを増して、全国各地の繁華街で本サロ街を形成することになります。そして、本サロの人気をさらに押し上げたのは、巨大ピンサロ街を築いた関東エリアです。例えば、「AK流」と呼ばれていた「東京都北区赤羽」や、「NK流」と呼ばれていた「埼玉県西川口」や、「北関東三大本サロエリア」として知られていた「埼玉県熊谷市」「群馬県館林市」「栃木県小山市」の3エリアなどが、関東の本サロエリアをして全国的に知られていました。これらの関東巨大ピンサロエリアが中心となって、風俗業界に本サロブームを起こすこととなります。あらゆる風俗雑誌で本サロの特集が組まれ、北は北海道から南は沖縄まで日本各地の繁華街で本サロ店が開店し、日本中の風俗ユーザーは本サロ店に列を作りました。この本サロブームに乗って、さらに多くの本サロ店が新規開店していき増えていったのです。(建前上飲食店である本サロ店は出店しやすかったですしね。)

【本サロ店が増えた理由④】デフレの波が風俗業界にも押し寄せたから

2001年に牛丼屋大手の吉野家が、牛丼並盛の価格を400円から280円に値下げしました。ハンバーガー屋においても、当時のハンバーガー1個の価格が65円でした。みなさまもまだ記憶にあると思いますが、当時の日本は平成デフレの真っ只中にいました。1999年以降から消費者物価指数(総合指数)が下がるようになり、その後、日本は10年間以上のデフレ時代に突入します。デフレでは、物とサービスの価値が下落しつづけ、物が売れてもサービスが利用されても価格が安いために、働く人たちの給料が上がりません。そして、給料が上がらないから人はまた安い物を求める、という悪循環に陥ります。
この平成デフレの波は、全ての企業に影響を及ぼしました。当然のことながら、風俗産業も平成デフレの波に飲み込まれることとなります。ここで、本サロが人気を博した時期を考えてみましょう。先にも言いましたが、本サロが栄華を極めたのは、1990年代後半~2000年代前半のことです。そして、平成デフレは、1998年頃に始まったと言われていますから、ちょうど本サロが人気を得ていた時期と平成デフレはかぶります。つまり、「安い料金で本番ができる」本サロは、サービスの価格が下落するデフレ時代の現状とうまくマッチしたわけです。当時は、格安ソープランド店の数は少なく、まだまだソープランドと言えば「高級」というイメージがありました。ならば、デフレ不況にいる働く男たちは、「本番をするなら高いソープランドより安い本サロだ!」と、こぞって本サロ店に出かけたわけです。そういうわけで、当時のデフレの現状を味方につけて、本サロ店が店舗数を増やして勢力を拡大していくことになりました。本サロが、時代の流れにうまく乗ったというわけですね。

【本サロに女性が集まった理由】なぜ違法風俗店に多くの女性が集まったのか?

当時の「本サロ」は、風俗において一時代を築くほどにまでブームになりました。ここで考えるべきことは、本サロ店が多くなればなるほど、お店で働く女性キャストがたくさん必要となります。とは言え、忘れてはいけないのが「本サロは違法風俗店である」ということ。違法風俗店で働く女性においても、警察の摘発などの何らかのトラブルや危険が女性自身の身に及ぶ可能性は十分にあります。なのになぜ、本サロで働く女性は、違法だと分かっていてお店で働いたのでしょうか?
というわけで、ここからは違法風俗の本サロに集まってきた女性に焦点を当てて説明していきます。

【本サロに女性が集まった理由①】素股やフェラでイカせるのは大変だから

素股やフェラなどの風俗のプレイ(本番疑似行為)で男性を射精にまで導くのは、かなり労力がいります。風俗嬢からすれば、素股やフェラよりもさくっと本番をして男性を射精させた方が楽だったりします。そういう点では、(本番がない)普通のピンサロより本サロの方が、女性は比較的に楽にサービスをこなすことができます。特に、フェラだけでは全然イカない男性客の場合、本番をすることでその男性を射精にまで導く可能性が高まります。
つまり違法風俗の本サロに女性が集まったのは、「素股やフェラという本番疑似行為のサービスを嫌う(苦手な)女性が一定数いたから」という理由が一つにあるのです。

【本サロに女性が集まった理由②】本サロは、健全な営業をする風俗店の受け皿であったから

そもそもピンサロはあらゆる風俗業種の中でも、女性の時給が低い業種ですから、効率よく稼げる風俗ではありません。当然、女性はお金をたくさん稼ぎたいわけですから、まずはヘルスやソープランドなど賃金が高い風俗業種に面接に行きます。ですが、ヘルスやソープランドのお店の面接には、ルックス面、体型面、年齢面において自信がある女性が多く集まる傾向にあり採用基準が高くなりますから、自分に自信がない女性は面接で落とされてしまいます。そして、そのような面接時に落とされた女性が、なかば仕方なくピンサロで働くことが多いため、ピンサロは他風俗業種に比べて、どうしても女の子が見劣りしてしまうのです。つまりピンサロには、他風俗業種で採用されなかった女性の受け皿としての側面があるのです。
本サロでもピンサロと同様の考えができます。ヘルスやソープランドなど賃金が高い風俗業種で採用されなかった女性が、他の風俗業種と給料面で見劣りしない「本サロ」を選ぶのです。他の風俗業種で不採用になった女性は、ピンサロを選ぶと給料が少なくなってしまいますから、ピンサロの倍以上のお金を稼げる本サロを選ぶわけです。そうでなくても、当時はデフレで物やサービスの価格が下落していたわけですから、本サロの高い給料が風俗嬢の助けとなっていたことは否定できません。
残念ながら、風俗で働きたい女性の全てが自分の希望する風俗店で働けるとは限りません。風俗店で採用が決まらない女性の受け皿となるお店は、いつの時代にも存在しており、本サロがその役目を担っていたのです。

【本サロが衰退した理由】本サロの天下はすぐに終わった!

本サロが人気のピークを迎えたのは、2000年頃のことです。そのころには、全国的に本サロ街が多くの男性客でにぎわっていました。しかしながら、本サロは2004年頃から急激に衰退していき、わずか数年で全国のほとんどの本サロ店が廃業することになります。
ここからは、栄華を極めた本サロがなぜ三日天下に終わったのか、3つの理由を説明していくことにしましょう。

【本サロが衰退した理由】時代が本サロを拒絶した!

【本サロが衰退した理由①】裏風俗に対する取り締まりの強化(街の健全化)

2004年頃に全国的に各地で風俗店の取り締まりが強化され、次々と裏風俗店(違法風俗店)が警察に摘発される流れが起こりました。この全国的な大規模の摘発は、石原前都知事が行った「歌舞伎町浄化作戦」が発端とされています。この東京の違法風俗店の摘発にならって、各県で「違法風俗店浄化作戦」と呼ぶにふさわしい大規模摘発が次々と行われていったのです。この全国的な「違法風俗店浄化作戦」によって、当然のことながらほとんどの「本サロ店」は摘発され、姿を消すこととなります。
本サロが衰退した大きな理由は、この「違法風俗店浄化作戦」が全国的に行われたことであるのは間違いありません。ただし、わずかながら生き延びた本サロ店も一部あります。しかしながら、以降で説明する二つの理由によって、生き残った本サロ店も、時代の流れと違法性の問題で、そのまま生き延びることができなくなってしまうのです。

【本サロが衰退した理由②】デリヘルの台頭

本サロが世間から姿を消すことになった他の理由として、デリヘルの存在があります。先にも言いましたが、「本サロ」が最も繁栄したのは、1990年代の末から2000年代前半ですが、その一方で、1998年の風営法の大幅な改正によって、新たな風俗業態である「デリヘル」が解禁となりました。「デリヘル」は今や、あらゆる風俗業態の中で最も店舗数が多い風俗ですから、男性のみなさまにおいても、店舗型風俗店より派遣型風俗店(デリヘル・ホテヘル)の方を利用する方も多いことでしょう。
つまり、本サロが栄華を極めた1990年代の末に、さっそうと新しい風俗業態である「デリヘル」が現れて、その後本サロがわずか数年の間で衰退していったわけです。(一方で、デリヘルはすぐにあらゆる風俗業態の中でトップのシェアを獲得するようになります。)「デリヘル」という新しい形の風俗業態が、今まで風俗業界の定番であった店舗型風俗店(ファッションヘルス、ソープランド、ピンサロなど)の客を大勢、しかも最速で奪っていきました。デリヘルの誕生が本サロの歴史を大きく変えたのは間違いないです。

【本サロが衰退した理由③】店舗型風俗の限界

本サロとは、「本番ありのピンサロ」の意味であり、もともとの風俗業態は「ピンサロ」です。つまり、本サロは店舗型風俗のカテゴリに属するわけです。店舗があるということは、お店の所在を明らかにすることです。つまり、風俗で本番行為を行っているという違法性があるのに、店の存在を堂々と示している状態で営業をしているわけです。となると、いつなんどき警察に踏み込まれてもおかしくありませんし、現場を抑えられれば言い訳もできずに逮捕を受け入れるしかありません。つまり、違法行為を店舗型風俗で行うにはリスクが高すぎて、そういう意味で、本サロは店舗型風俗としての限界を迎えていたのです。
先にも説明しましたが、かつて本サロとして営業していた店舗は、派遣型風俗店として営業している場合があります。確かに、店舗型から派遣型への移行は賢い選択と言っていいでしょう。たとえ、派遣型風俗(デリヘル)で本番行為が行われたとしても、不特定の場所(客の自宅やホテル)で、さらに男女二人だけの密室で本番行為が行われるわけですから、店舗型風俗と比べて格段に摘発のリスクを下げることができます。(とは言え、たとえデリヘルでも本番行為は違法ですからね!そのことを忘れないでください!)

言うなれば、本サロは「風俗史上で最後の違法店舗型風俗店」だったと言えます。おそらくこの先も、本サロのような店舗型違法風俗店が生まれることは二度とないでしょう。
風俗史で本サロが天下に君臨したのはわずか数年の話でした。本サロはまさに明智光秀のような三日天下で終わりましたが、短命で終わったからこそ逆にインパクトを男たちに残す結果になったのであり、今も伝説として「本サロ」が後世に語り継がれているのです。

【もしも本サロが今でも生き残っているとしたら…】形を変えて生き続ける本サロ文化

「現在は、本サロ店がほぼない(ほぼ全滅した)と言える状況である」と先に回答しましたが、今の時代でも本サロのカルチャーを体験できる可能性は少なからずあります。
一つに、「少しばかり店舗型本サロ店は残存するかもしれない」という可能性にかけること。
二つに、「形を変えた本サロの文化を体験できるかもしれない」という可能性にかけること。
上記二つのことに可能性をかけることで、私たち男性は現代でも本サロ体験(もしくは本サロに近い体験)を得ることができるかもしれません。

【(1)もしかしたら店舗型本サロ店はあるかもしれない】自分の目で確認するしかない!

本サロ体験をしたいならば、「少しばかり店舗型本サロ店は残存するかもしれない」という可能性にかける手があります。

ネットの風俗ブログを見ていると、「現在も数店舗の本サロ店がある」という記事をちらほら見かけます。もしかしたら、いまだにわずかの本サロ店が生き残っているのかもしれませんが、記事が嘘かもしれませんし、今はもうその本サロ店はないかもしれません。(その店が本サロ店だったと断言できる記事が少ないのです。「多分本サロ店だと思う」とにごしている記事が多いのです。)
とにかく、本サロ店は違法で影を潜めて営業していますから、情報がほんとに少ないです。現在本サロ店があるかどうかは、自分でお店を調べて本サロ店の当たりをつけて、実際に自分でその店を利用しないと分からないのが現状です。(とは言え、自身が本サロ店を利用することはリスクがありますので、おすすめいたしませんけど!)

一つ本サロ店の可能性がある事例としては、表向きは健全なピンサロ店として営業しているが、一たび店内に入ってみると、ピンサロコースとは別に本サロコースを設けているケースです。この場合、例えば看板に「Sコース:12,000円 Aコース:5,000円」というような2つの料金システムが記載されいてることがあります。おそらく、5,000円のAコースは金額から考えて通常のピンサロコースであると推測でき、一方で12,000円のSコースはその料金の高さから、本番ありの本サロコースだと推測できます。とは言え、12,000円のSコースは時間が長いロングコースであったり、様々なオプション込のフルコースであったりする可能性があります。ですから、看板に料金の違う2コース(料金が低いコースと高いコース)が書かれているからといって、料金が高いコースが本サロコースであるとは断言できません。本サロコースが実際にあるかどうかは、やはり実際に入ってみないと分からない、というわけです。

【(2)店舗型ではない業態で本サロ体験ができるかもしれない】主に派遣型風俗店での本番体験

本サロ体験をしたいならば、「形を変えた本サロの文化を体験できるかもしれない」という可能性にかける手があります。

「形を変えた」とは、風俗営業の方法において、店舗型でなく(主に)派遣型の業態を取ることを指します。つまり、派遣型デリヘル(ピンサロ)で、本サロ体験(本番)ができるかもしれない、ということです。
個人的な話になりますが、ある地域のデリヘル嬢を呼んだ時に、私はその女の子から「あと5,000円追加してくれたら、本番してもいいよ」と持ち掛けられたことがあります。(私は本当にその時に持ち合わせがなかったので本番をしませんでしたけど…)
このように、派遣型デリヘル(ピンサロ)では、主に女性が個人的に本番を持ちかけてくることが多いです。(もしかしたら、店側が客に本番を持ちかけるように女の子に指示しているケースも一部あるかもしれません。)この場合、ピンサロではなくデリヘルなので、完全な本サロとまでは言えませんが、本番ができるという点で「本サロに近い体験」をすることができます。とは言え、女性が個人的に本番を持ちかけてくるなんて、非常にまれなケースなので、あまり期待はできません。あえて言うなら、大手グループの風俗店より、個人で経営している風俗店の方が本番ができる確率が高まります。というのも、大手風俗グループは法律順守が原則で、女の子に徹底して教育をしていますが、一方で、個人経営の風俗店は店が法令順守をしていたとしても、女の子の教育が甘いので、女の子が自分勝手な行動をする場合があるからです。(それに、先にも言いましたが、女の子からしたら本番疑似行為より実際に本番をした方が、男性を楽にイカせることができますからね。)

【最後に】本番ができる風俗とは、完全なる違法店です!

最後にみなさまに強く言っておきたいことは、「本サロは完全なる違法風俗店である」ということです。本サロに関しては、本サロが人気だった時代を懐かしむくらいにして、今は(ほぼ見つからない)本サロ店を探そうとすることはやめておいた方がいいです。自分から本番行為を求めて風俗店に行くのは様々なリスクが伴います。今は、本サロが繁栄した2000年前後の時と違って、風営法の罰則が非常に厳しくなっていれば、世間の目も違法行為に対して非常に厳しくなっています。客が風俗で本番行為をしたことが発覚した時、(自分が主体的に罪を犯していなかったとしても)違法行為に関与したことが発覚した時、自分の立場を悪くすることは必至です。確かに、違法行為をした風俗店が摘発された時、逮捕されるのは店側の関係者で、その場にいた男性客や女性従業員はすぐに釈放されることが多いです。でも、そういう違法な場にいたという事実は消えません。その事実が周りにバレたときのことを考えると、やはり客であっても社会的制裁があることを覚悟しなくてはいけません。

本サロとは昔の話。「昔々、あるところに、本番ができるピンサロ店がありましたとさ。」という語りから始まる昔話。今はもうありません。それをお忘れにならないように…。

おすすめ風俗店情報

  • 池袋風俗|イケヌキ